雑な倉庫


全てのママに捧ぐ詩

今日

もともとニュージーランドの子育て支援施設に貼ってあったそうです。

数年前にSNSで爆発的に広まりました。

今日、わたしはお皿を洗わなかった

ベッドはぐちゃぐちゃ

浸けといたおむつは

だんだんくさくなってきた

きのうこぼした食べかすが

床の上からわたしを見ている

窓ガラスはよごれすぎてアートみたい

雨が降るまでこのままだとおもう


人に見られたら

なんていわれるか

ひどいねえとか、だらしないとか

今日一日、何をしてたの?とか


わたしは、この子が眠るまで、おっぱいをやっていた

わたしは、この子が泣きやむまで、ずっとだっこしていた

わたしは、この子とかくれんぼした

わたしは、この子のためにおもちゃを鳴らした、

それはきゅうっと鳴った

わたしは、ぶらんこをゆすり、歌をうたった

わたしは、この子に、していいこととわるいことを、教えた


ほんとにいったい一日何をしていたのかな


たいしたことはしなかったね、たぶん、それはほんと

でもこう考えれば、いいんじゃない?


今日一日、わたしは

澄んだ目をした、髪のふわふわな、この子のために

すごく大切なことをしていたんだって


そしてもし、そっちのほうがほんとなら、

わたしはちゃーんとやったわけだ


(以下原文)

Today


Today I left some dishes dirty.

The bed got made about two-thirty.

The nappies soaked a little longer.

The odour got a little stronger.

The crumbs I spilt the day before

Were staring at me from the floor.

The art streaks on those window panes

Will still be there next time it rains.

For shame,oh lazy one you say

And "just what did you do today?".


I nursed a baby while she slept.

I held a toddler while he wept.

I played a game of hide'n'seek.

I squeezed a toy so it would squeak,

I pushed a swing,I sang a song,

I taught a child what's right and wrong.


What did I do this whole day though?

Not much that shows,I guess it's true.

Unless you think that what I've done

Might be important to someone

With bright blue eyes-soft blond hair,

If that is true,I've done my share.



おかぁさん

元看護師さん?がママさんになったときに制作した詩のようです。

素敵な詩ですね。

おかあさん 私のことを愛して下さい

わたしは泣くことしかできません

でも、決してあなたのことを困らせようとしているのではないのです


おかあさん 私のことを愛して下さい

温かいお腹の中が恋しくて、ときどき懐かしくなってしまうのです

長いこと丸くなってすごしていたから、お布団に寝かされると

背中がびっくりするのです


おかあさん 私のことを愛して下さい

わたしが抱っこを望むのは、あなたの優しい愛にふれたいから

あなたの肌の匂いにわたしは安心するのです


おかあさん 私のことを愛して下さい

遠く離れたところから、優しいあなたのまなざしを見ていました

あなたが動物を慈しみ、植物を愛でる姿に惹かれました


おかあさん 私のことを愛して下さい

目閉じて眠るのも怖いのです

暗くて深い闇は、あなたから引き離されそうだから

あなたの側にいたくて、泣いてしまうのです

深い海を渡り、広い空を越え、宇宙の果てからあなたをみていました

私はあなたと巡り会うその瞬間ずっと待ち望んでいました


けっして、あなたの自由を奪うために、やってきたのではないのです

あなたが悲しい顔をするたびに、私も涙が溢れるのです

あなたが困っている顔をするたびに、私も途方にくれてしまうのです

どうか、私の存在を疎まないでください

言葉を発しない私ですが、あなたの気持ちは誰よりも感じることはできるのです


おかあさん 私のことを愛して下さい

私のことを分かってくれるのはあなたしかいないのです

あなたに抱かれ、あなたの鼓動を感じ、

私はこれ以上の幸せなことはないと知っています


おかあさん 私のことを愛して下さい

あなたの笑顔がまぶしくて、私はいつも見ていたいと想うのです

あなたの声が永久の音色として心に刻まれるのです


おかあさん 私のことを愛して下さい

私は誰よりもあなたを愛しています

あなたとともに歩む未来がどんなにすばらしいものかを信じています


LICOさんブログより

最近、3人のお子さんを育てるLICOさんのブログでの

記事が話題になっているようで、ここに紹介しときます。

独身の頃


ヒールの靴が好きだった

お酒は苦手だったけれど

友達と過ごすお酒の場の楽しい雰囲気が好きだった


好きな音楽はミスチルでいつもウォークマンに入れて

好きな時に聴いていた

電車の中でゆっくり本を読むのも好きだった


お風呂では半身浴をして

美容院には2ヶ月に1回は必ず行っていた


お化粧するのも好きだった

1人で行く映画館が好きだった


流行りの雑誌を買い

流行りの曲を聴き

流行りの服を着て

流行りの場所へ好きな時に出かけた。


そんな私は 今


泥だらけのスニーカーを履き


子どもたちの着替えやオムツが入った大きなバックを肩にかけ


ちゃんとした化粧もせずに


髪を一つにくくり


毎日

子どもたちの手を繋いで公園へ散歩に行っている。


聴く曲はミスチルからアンパンマンマーチに変わった。


眺めているのはファッション雑誌から

子どもの母子手帳や幼稚園からの手紙に変わった。


考えていることは

今日の夕飯のメニューと

長女が幼稚園から帰ってきたあとのおやつ、お風呂、

夕飯の流れの確認。


今日の天気で洗濯物が乾くかどうかと

明日の長女の遠足が晴れるかどうか。


最近眠くなると激しくぐずる長男を昨日つい怒ってしまったから

今日は早く寝かせてあげよう。

今日は怒らないでおやすみをしよう。


そんなこと。


毎日 押し流されるように迫ってくる日常があるから


キレイに片付いた部屋も

大の字で朝まで眠れる夜も

ゆっくり塗れるマスカラも


なんだかもう思い出せない。


そう。


思い出せないから


私たちは つい 忘れてしまうのだ。


この毎日が


ずっと続かないということを。


1人でゆっくりお風呂に入れるようになったら


湯船の中 あなたと向き合い数を数え


柔らかく響いたあなたの声を


私は思い出すのでしょう


1人で好きなだけ寝返りをうち眠れるようになったら


どこまで寝転がっても隣にいないあなたのぬくもりを


私は探すのでしょう


好きな音楽のCDを好きなだけかけられるようになったら


この部屋の中に溢れていたあなたの笑い声を思い出して


私は泣くのでしょう


好きなだけお化粧に時間をかけられるようになったら


私の洋服をひっぱり

膝の上によじ登り

私のやることなすことをお邪魔してくる

あなたのその小さな手を思い出して


私は泣くのでしょう


好きなだけヒールが履けるようになったら


笑い転げるあなたを追いかけて走り回り

泥だらけになって遊んだあの空を思い出して


私は泣くのでしょう


自分とパパの洗濯物だけを回す日々が訪れたら


砂まみれの靴下も

おしっこを失敗したズボンも

牛乳をひっくり返したシャツも


洗濯カゴにないことを知って


私は泣くのでしょう


あなたの足音がしない部屋の掃除機をかける日が訪れたら


粉々になったビスケットの食べこぼしも

小さなおもちゃの部品も

あなたの細い柔らかい髪の毛も落ちていないことを知り


私は泣くのでしょう


1人で好きなことを

好きな時に

好きなだけ出来るようになったら


どんな時も「ママ」「ママ」と私を呼び


どんな時も私のことを探しているあなたの姿を思い出して


私は泣くのでしょう


一体いつまであるのかな


一体 いつまでここにいてくれるのかな


そして


そんなことを考えているうちに


また 今日も終わってしまった。


私たちの日常は「子どもが側にいる『今』」だから


子どもから離れて1人になれた瞬間が特別に感じて


好きなことを堪能できる喜びを噛み締めるけれど


でも 自分の人生を考えてみたら


特別なのは


本当は 子どもが側に生きているこの毎日の方。


でも 私たちはそれを忘れてしまう。


なんだか ずっと続くような錯覚を起こして毎日を過ごしているけれど


大変に思えるこの毎日に


数えきれない 愛しい が散りばめられていることを


私たちは いつか知るのです。


子どもたちが


この世に生まれてから今日まで


ママとパパのために

全身を力いっぱい使って思い出を撒き散らしてくれていたことに


私たちは 過ぎてから気付くのです。


ママの毎日は


ママでいられる毎日です。


私たちは この命が尽きるまで


どんなに子どもと離れていても子どもを思い、心配し、愛し続ける

子どもたちの母親だけれど


でも 子どもたちの側で『ママ』でいられることの出来る日の


なんて短いことかを


いつか思い知るのでしょう。


今日もあなたは


屈託のない笑顔で振り向き


「ママ!」と言って


両手を広げて こちらに飛び込んでくる。


忘れるものか。


絶対に。


絶対に。


あなたの前髪を切り過ぎて笑った昨日を。


あなたを怒って自分に涙が出た今日を。


あなたの寝相に笑った夜を。


あなたが摘んでくれたシロツメクサの白さを。


あなたに許された私を。


あなたがいてくれるこの毎日を。


私は 絶対に忘れない。


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